美味しいコーヒーを飲むための3つのポイント〜基本編〜
僕は以前コーヒーチェーンで働いていたこともあり、コーヒーを毎日飲む。
決まって夕食後には、自分で豆を挽いてハンドドリップで淹れている。
エチオピアやケニアなどで取れる、酸味の効いた豆がお気に入りだ。
全日本コーヒー協会によると、日本人はインスタントや缶コーヒーを含め、1人当たり週に11杯のコーヒーを飲むそうだ。
割合としてはインスタントコーヒーが約40%と一番多く、ついでレギュラーコーヒーが約30%を占めている。
コーヒーにとって鮮度は重要な要素なので、できれば挽きたての豆を使うのがベストではあるが、最近のインスタント・レギュラーコーヒーは非常に美味しい。
今回はインスタント・レギュラーコーヒーが、ワンランク上の味わいになる3つのポイントをお届けしようと思う。
お湯の温度にこだわる
ベストなお湯の温度は90〜96℃である。
これは沸騰させたお湯を火からおろし、20〜30秒ほどたったくらいの温度だ。
そのため、できるだけコーヒーを飲む直前にお湯を沸かそう。
レギュラーコーヒーの場合、温度が熱すぎては無駄なエグみが出るし、低すぎてはコクのあるコーヒーが十分に抽出されない。
一番味や香りに直結する部分なので、気をつけよう。
コーヒーサーバ、マグカップをあたためておく
見落としがちなポイントだが、あらかじめこれを行っておくことで格段に違ってくる。
サーバやカップがあったまっていないと、コーヒーを入れた時点で温度が下がり、香りがたちにくくなってしまう。
香りは全体の印象を決める重要な要素の1つであるし、香りの立っていないコーヒーはあまり美味しいと感じないだろう。
最近のインスタントコーヒーは香りが非常に良いので、このポイントにこだわることで、香り高いコーヒーを味わうことができる。
分量をしっかり守る
最後のポイントはこの1つ。メーカーや豆の種類によっても異なるが、だいたいは1杯140〜180ccのお湯を使う。
分量がコクや酸味といった味を左右するので、必ず守るようにしよう。
いつも使うスプーンで何杯、いつも使うマグカップでどのあたりまで、というように把握しておくとそこまで手間には感じないはずだ。
レギュラーコーヒーの場合は、少し薄めで飲むときは必ず分量を守って淹れた後にお湯で薄めるようにしよう。
こうすることで、分量通りの美味しいコーヒーを薄めで飲むことができる。
今回は基本編ということでこの3つのポイントの紹介だが、あまり意識せずに淹れている人も多いのではないだろうか。
これらを守るだけでかなり違ってくるので、ぜひ明日から試してほしいと思う。
家で飲むからこそ、美味しいコーヒーをのんびりと楽しんでいただければ幸いだ。
コーヒーの淹れ方に関しては、不定期にこれからも更新していこうと思う。